PyCharm2020の日本語化
PyCharmやPhpStormなどJetBrain社IDEの日本語化はPleiades(オープンソース)を利用するのが定番です。
WindowsやMac環境だとインストーラーが付属しているため気にすることはないのですがLinux環境だとjarファイルを指定場所に設置して起動時のVMオプションに追加するという作業が必要になります。
2020バージョンからアプリケーションのディレクトリ構造に変更があったようです。
このためPleiadesの設置場所も変更になりますので防備録として記事にしておこうと思います。
変更になったディレクトリ配置
2019年までは/homeディレクトリ(/home/username)直下に.アプリケーション名(例 .PyCharm2019等)内にconfigディレクトリがありその中に指定されたPleiadesディレクトリを配置していました。
2020からはhomeディレクトリに.configディレクトリが作成され、その中にJetBrainディレクトリ、各種アプリケーションが並ぶ構造です。
この中に指定されたPleiadesディレクトリを配置してください。
*記事執筆時点ではPhpStormはまだ2019でしたので/home/username/.PhpStorm2019.3ディレクトリがありました。
日本語化の手順
以下2020版対応の日本語化の手順をまとめますが、今後も変更はあると思います。
PleiadesにJetBrain製品の日本化手順が記載されています。参考にしてください。

Pleiadesプラグインのダウンロード
Pleiadesのサイトから「Pleiades プラグイン・ダウンロード」のLinux用をダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを解答し、pluginsディレクトリからjp.sourceforge.mergedoc.pleiadesディレクトリを取り出し、各アプリケーションのconfigディレクトリに配置します。
*各アプリケーションのconfigディレクトリは本記事前半を参考にしてください。
アプリケーションのVMオプションの変更
起動時のVMオプションの記載は起動画面のConfigure>Edit Custom VM Optionsにアクセス
以下はPyCharm の例。
開いた画面の末尾に設定を追加
usernameは適宜書き換えてください。
-Xverify:none -javaagent:/home/username/.config/JetBrains/PyCharm2020.1/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
アプリケーションを再起動すると日本語化が確認できます。
この方法でWebStorm2020.1の日本語化も確認できています。