環境構築 VirtualBoxのインストール
チュートリアルの目的
プログラミングは学んだものの、アプリケーションを制作、公開しポートフォリオとして活用しようと考えた時にサーバーやネットワークの知識やスキルがなく前に進まなくなるという相談をよく受けます。
今回のチュートリアルの目的は普段使っているWindowsPCに仮想環境とサーバーを構築し、PCと仮想サーバーを通信させることでネットワークの基本的な知識とスキルを養うことを目的としています。
手順通りに作業していただくと学習したことや本で読んだ内容について理解が深まるはずです。
ぜひ、スキルアップに役立てください。
動作環境
以下の環境で動作確認を行なっています。PCそのものは2012年製です。
SSDを搭載している以外のカスタマイズは行なっていません。
高スペックなPCでなくても再現できると考えます。
CPU | Intel(R) Core(TM)i3-3220T 2.8GHz(Ivy Bridge) |
---|---|
RAM | 8GB |
System | Windows Home 64bit |
HDD | 128GB SSD |
VirtualBoxのイメージ
VirtualBoxはJavaやMySQLの開発を行なっているOracle社から提供されている仮想化アプリケーションです。VirtualBoxをインストールすることで以下の様なことが可能になります。
- Windows10上にLinuxサーバーを構築できる
- MacOS上にWindowsやLinuxサーバーを構築できる
大雑把に言うと今使っているPCの中にもう一台PCが誕生するということです。
下記はVirtualBoxの構成イメージです。
ベースになるWindowsをホストOSとよびその上に構築される仮想環境をゲストOSと呼びます。
今回は仮想化ソフト(VirtualBox)のインストールを解説しています。
VirtualBoxのダウンロード
Oracle社VirtualBoxのサイトからWindows用のVirtualBoxをダウンロードします。
64bit用と32bit用が提供されているのでお使いのPCに合わせて選択してください。
同じページから「VirtualBox Oracle VM VirtualBox Extension Pack」もダウンロードしておいてください。
VirtualBoxのインストール
ダウンロードしたVirtualBoxインストーラーをダブルクリックするとインストールが始まります。
全て英語ですが、基本的にはデフォルトのまま「Next」で進めてもらってOKです。
注意が必要な場所のみ注記を記載しますので参考にしてください。
ディレクトリの構造とインストール場所の確認です。
デフォルトですとC:\Program Files\Oracle\VirtualBoxにインストールされます。
上から
- スタートメニューに追加
- デスクトップにショートカットアイコンを作成
- クイックラウンチメニューにショートカットを追加
- ファイルの関連付けを登録する
です。基本全てチェックでいいでしょう。
インストール中ネットワークの再起動が必要なため一時的にネットワークが切断する旨の警告です。
「Yes」を選択します。
準備が出来たのでインストールをクリックします。
インストールが完了しました。チェックはインストール後VirtualBoxを起動するかどうかを尋ねるものです。
VirtualBox Extension Packのインストール
VirtualBoxが起動している状態でダウンロードしたVirtualBox Extension Packをダブルクリックします。起動しないない場合はVirtualBoxが起動します。
上記画像は再セットアップ時のものです。
初回インストール時は異なる画面ですが、「インストール」を選択してください。
ライセンスに同意が求めれらますので「同意します」を選択してください。
「機能拡張パッケージのインストールに成功した」旨のメッセージが出れば終了です。
次はVirtualBoxにゲストOSとしてLinux(Ubuntu)をインストールします。
