職業訓練生のためのネットワークチュートリアル(6) ゲストOSのネットワーク設定

ゲストOS(Ubuntu Server)のネットワーク設定

前回はVirtualBoxのネットワーク設定を行いました。

職業訓練生のためのネットワークチュートリアル(5) VirtualBoxとネットワーク設定
ゲストOSのネットワーク設定について 前回はゲストOSにアプリケーションをインストールしました。 今回からはゲストOSとホストOSを通信させるための設定に入ります。 VirtualBoxのネットワークアダプター設定 ゲストOSには複数のネッ...

今回はゲストOSにネットワークを設定、ホストOSとゲストOSの通信状況を確認します。

ゲストOSのネットワーク状況を確認

ゲストOSが起動している状態で、画面の右下のネットワークアイコン(画像参照)にマウスを乗せると状態が表示されます。前回設定した二つのネットワークアダプターが確認できると思います。

未接続になっている場合は同じ場所で右クリックしてみてください。

ネットワークアダプターを接続にチェックが入っていない場合は入れてみてください。

ゲストOSのネットワークを確認

現状のネットワークを確認

「ip a」コマンドでネットワークを確認。

$ ip a
1: lo:<LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWM group default qlen 1000
    link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
    inet 127.0.0.1/8 scope host lo
        valid_lft forever preferred_lft forever
    inet6 ::1/128 scope host
        valid_lft forever preferred_lft forever

2: enp0s3: <BROADCAT,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc fq_codel state UP group default qlen 1000
    link/ether 08:00:27:29:2c:e6 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
    inet 10.0.0.103/24 brd 10.0.0.255 scope global dynamic enp0s3
        valid_lft 557sec preferred_lft 557sec
    inet6 fe80::a00::27ff::fe29::2ce6/64 scope link
        valid_lft forever preferred_lft forever

3: enp0s8: <BROADCAT,MULTICAST> mtu 1500 qdisc noop state DOWN group default qlen 1000
    link/ether 08:00:27:4b:d0:a4 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
ip aコマンドはwindowsのipconfigに相当
enp0s3(ホストオンリーアダプター側)はIPアドレス(10.0.0.103)が設定されていますが、enp0s8(NAT)側が設定されていません。

ホストOSとの通信を試みる

ゲストOSからホストOS(ホストオンリーアダプター)への通信を確認します。

$ ping 10.0.0.1
64 bytes from 10.0.0.1 ........
64 bytes from 10.0.0.1 ........
64 bytes from 10.0.0.1 ........
64 bytes from 10.0.0.1 ........

ping信号が返ってきているのが確認出来ます。

ホストOSでコマンドプロンプトを起動させ、ゲストOS(ホストオンリーアダプター)との通信を確認します。

C:\Users\user> ping 10.0.0.103

10.0.0.103にpingを送信しています 32バイトのデータ:
10.0.0.103 からの応答: バイト数 =32 時間 < 1ms TTL=64
10.0.0.103 からの応答: バイト数 =32 時間 < 1ms TTL=64
10.0.0.103 からの応答: バイト数 =32 時間 < 1ms TTL=64
10.0.0.103 からの応答: バイト数 =32 時間 < 1ms TTL=64

ゲストOSからルーター(ネットワークの出口)への通信を確認します。
ルーターのアドレス(ゲートウエイ)を192.168.1.1とします。(環境に合わせてください)

$ ping 192.168.1.1
.....

信号が返ってきませんのでenp0s8(NAT側)のネットワークが正しく動作していないことが確認出来ました。

ゲストOSのネットワークを設定

ゲストOS(Ubuntuサーバー18.04)ではネットワーク設定にnetplanが採用されています。
設定の変更はネットワーク設定ファイル「/etc/netplan/50-cloud-init.yaml」を編集します。

ゲストOSのUbuntuサーバーはCUIインターフェイスのため、設定ファイルの修正はCUIで使えるテキストエディターが必要です。

Ubuntuサーバーではvi、nanoが使用できます。
nanoエディターでファイルを編集する場合は以下のようになります。

ここではnanoエディターの使い方を詳しく説明しませんので、検索して使い方を調べてから実行しましょう。
sudo nano /etc/netplan/50-cloud-init.yaml

以下の内容を記述します。

# .......................
# network: {config: disabled}
network:
    ethernets:
        enp0s3:
            dhcp4: no
            dhcp6: no
            addresses:
                - 10.0.0.2/24
            optional: true
        enp0s8:
            dhcp4: true
    version: 2

設定を有効化します。

$ sudo netplan apply

ネットワーク設定を確認します。

$ ip a 
1: lo:<LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWM group default qlen 1000 
    link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00 
    inet 127.0.0.1/8 scope host lo 
        valid_lft forever preferred_lft forever 
    inet6 ::1/128 scope host valid_lft forever preferred_lft forever
2: enp0s3: <BROADCAT,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc fq_codel state UP group default qlen 1000
    link/ether 08:00:27:29:2c:e6 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
    inet 10.0.0.2/24 brd 10.0.0.255 scope global enp0s3
        valid_lft 557sec preferred_lft 557sec 
    inet6 fe80::a00::27ff::fe29::2ce6/64 scope link 
        valid_lft forever preferred_lft forever
3: enp0s8: <BROADCAT,MULTICAST> mtu 1500 qdisc noop state DOWN group default qlen 1000
    link/ether 08:00:27:4b:d0:a4 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
    inet 10.0.3.15/24 brd 10.0.3.255 scope global dynamic enp0s3
        valid_lft 86392sec preferred_lft 86392sec 
    inet6 fe80::a00::27ff::fe4b::d0a4/64 scope link 
        valid_lft forever preferred_lft forever

enp0s3(ホストオンリーアダプター側)はIPアドレス(10.0.0.2)が設定され、enp0s8(NAT)側にもIPアドレス(10.0.3.15)が設定されていることがわかります。

ゲストOSからネットワークの確認

ネットワークが正しく動作しているか確認します。

ホストOS(ホストオンリーアダプター)

$ ping 10.0.0.1
64 bytes from 10.0.0.1 ........ 
64 bytes from 10.0.0.1 ........ 
64 bytes from 10.0.0.1 ........ 
64 bytes from 10.0.0.1 ........

デフォルトゲートウェイ

$ ping 192.168.1.1
64 bytes from 10.0.0.1 ........ 
64 bytes from 10.0.0.1 ........ 
64 bytes from 10.0.0.1 ........ 
64 bytes from 10.0.0.1 ........

外部サーバー

$ ping cafehedgehogs.com
64 bytes from ........ 
64 bytes from ........ 
64 bytes from ........ 
64 bytes from ........

ホストOSからの通信確認

C:\Users\user> ping 10.0.0.103 10.0.0.103にpingを送信しています 32バイトのデータ: 
10.0.0.103 からの応答: バイト数 =32 時間 < 1ms TTL=64 
10.0.0.103 からの応答: バイト数 =32 時間 < 1ms TTL=64 
10.0.0.103 からの応答: バイト数 =32 時間 < 1ms TTL=64 
10.0.0.103 からの応答: バイト数 =32 時間 < 1ms TTL=64

これでゲストOS側のネットワーク設定が完了しました。
次はホストOSからゲストOSに接続、ネットワーク越しにサーバーの操作を行います。

職業訓練生のためのネットワークチュートリアル(7) ゲストOSにSSH接続
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